日常のmemo

-ホームページ作成関係-



FTPの種類

  1. FTP
  2. FTPS
  3. SFTP
  4. SCP


FTP

一般的なFTP。
パスワードやファイルを暗号化せずに送受信するため,情報を盗まれる可能性がある。

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FTPS

FTPS = FTP over SSL/TLS

SSLまたはTLSにより暗号化されたセキュア通信を用いてファイル転送を行うプロトコル。

SSL = Secure Sockets Layer(セキュア・ソケット・レイヤー)

Netscape Communications社が開発したサーバ/クライアント認証と暗号化通信を行うためのプロトコル。
公開鍵暗号,秘密鍵暗号,デジタル証明書,ハッシュ関数などのセキュリティ技術の組み合わせて,データの盗聴などを防ぐ。

TLS = Transport Layer Security(トランスポート層セキュリティ)

SSLを元にIETFによって標準化されたプロトコル

IETF = Internet Engineering Task Force(インターネット・エンジニアリング・タスク・フォース)
インターネット技術の標準化を推進する任意団体。

セキュア通信 = 「暗号技術を用いた」,「技術的に安全が保証された」通信

FTPによる接続前にSSL/TLSで伝送路を暗号化するもので,送受信されるファイルのデータだけでなく,ユーザ名とパスワードも暗号化される。
SSL/TLSに対応したサーバ/クライアントがファイル転送のために必要。

モードが2つあるが,全てのサーバ/クライアントが両方のモードをサポートしているとは限らない。

Explicitモード:認証コマンド実行後に暗号化通信を開始する
Implicitモード:サーバ接続開始時点から暗号化通信を開始する

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SFTP

SFTP = SSH File Transfer Protocol

SSHにより暗号化されたセキュア通信を用いてファイルを送受信するプロトコル。

SSH = Secure SHell(セキュア・シェル)

フィンランドのコンピューター科学者タトゥ・ウロネン氏が開発したプロトコル。
主にUNIXコンピュータで利用されている。
SSHは2種類あり,暗号化を行うプロトコルや使用ライセンスに違いがある。

SSH-1.x系:個人的な非商用の使用については無償
SSH-2.x系:おおむね有償

UNIX

1968年にアメリカAT&T社のベル研究所で開発されたOS。
C言語で記述されている。

公開鍵認証などのSSHの機能を用いて伝送路を暗号化した後,FTPに似たコマンド体系を用いて任意の形式のファイルを送受信できる。
SSHに対応したサーバ/クライアントがファイル転送のために必要。
FTPSとは暗号化方式が異なり,全く別物。

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SCP

SCP = SeCure CoPy(セキュア・コピー)

SSHにより暗号化されたセキュア通信を用いてネットワーク上のホスト間でファイルをコピーする。

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FTPは暗号化されたセキュア通信で行うほうがいい。

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最終更新:2015/2/7

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